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株式会社三昌製作所
地域 | 京都市内, 南区 |
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業種 | 24:金属製品製造業 |
50音 | サ行 |
我社の仕事
弊社では、銅を主とする非鉄金属材料をプレスで曲げ・打ち抜くことで、パワー半導体向け放熱板(ベース板)・電極端子などを製造しています。ベース板とは、厚さが数mmの板状の金属であり、主に部品の放熱板として使用されます。電極端子とは、厚さが2mm以下の複雑な形状をもつ金属製品であり、主に大きな電力がかかる回路などに使用されます。
自慢の逸品
写真は弊社の主力製品の一つであるベース板です。弊社では放熱性が高い銅を扱っています。柔らかく分厚い銅を加工すると意図せず変形することが多いため、金属加工の業界では難易度の高い加工と言われています。お客様からのご要望により、めっき加工やレジスト印刷、樹脂成型にも対応します。
技術者の思い
ベース板において、弊社は国内シェアの多くを占めております。それは、高い製品品質に加えて、金型設計・製作~プレス・レベラー加工~脱脂洗浄~レジスト印刷~めっき・樹脂成型(協力会社殿)~品質管理・フォローの全行程をカバーできる技術力と対応力、そして経験・ノウハウを活かした提案力による結果だと自負しております。
製造プロセス
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プレス加工(曲げ・打ち抜き)
大小のプレスにより、電極端子に求められる精密な形状や板厚5mmの分厚い銅材の成形に対応します。ここでは、ベース板の製造プロセスを解説します。 -
レベラー加工(反り付け)
当社独自のレベラー機により、ベース板に反りをミクロン単位で様々な方向に付けることも可能です。 -
脱脂洗浄
プレス・レベラー加工後の製品に付着している油分・汚れを脱脂洗浄により除去します。自動機の導入により、生産性と品質を両立しています。 -
めっき加工(協力会社殿)
お客様のご要望に応じて、協力会社殿との連携により、Niめっきなどの加工も対応します。 -
レジスト印刷
お客様のご要望に応じて、UV硬化式のレジスト印刷も対応します。 -
完成品
お客様のご要望に応じた形状、レジストパターンを持つ製品をお届けします。
どんなところに使われているの?
弊社の製品は、主にパワー半導体の部品として使われます。パワー半導体とは大きな電流や高い電圧を扱うことができる半導体であり、直流/交流の変換、電圧・周波数を変えるインバータなどに使われます。
例えば、産業ロボットや電気自動車などに使われるモーターでは精度良く駆動させる、風力発電などの再生可能エネルギー発電設備で作った電気を施設や家庭で使えるように調節する役割があります。
パワー半導体は、世界の最重要課題の一つである省エネルギー、ゼロカーボンの実現にとって不可欠な製品と言えます。
例えば、産業ロボットや電気自動車などに使われるモーターでは精度良く駆動させる、風力発電などの再生可能エネルギー発電設備で作った電気を施設や家庭で使えるように調節する役割があります。
パワー半導体は、世界の最重要課題の一つである省エネルギー、ゼロカーボンの実現にとって不可欠な製品と言えます。
ものづくりを支える仕事
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製造
プレス機を始めとする様々な工作機械により、ベース板や電極端子などを製造しています。詳しくは「製造プロセス」をご覧ください。
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金型加工
マシニングセンタやワイヤーカットなどを使用して、プレス機に使用する金型の加工・修理をしています。
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品質管理
工場顕微鏡や三次元測定機などを使用して、寸法・反りなどの製品品質を管理しています。
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検査
製品の外観検査を行います。ワイヤーボンディング等の特殊用途の製品検査にも対応しています。
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出荷
製品に損傷が発生しない様、緩衝材なども使用して梱包した製品を出荷します。自社便を所有しているため、迅速かつ柔軟に出荷できます。
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営業
お客様のご要望に応じた試作・製品のご提案や、見積もり作成を行います。出張先でも当社のデータベースに接続できるため、迅速かつ柔軟に対応します。
会社概要
事業内容 | 電子精密用金属部品・個別半導体部品の金型製作及びプレス打抜き加工・レジスト焼付印刷加工、樹脂成形品加工 |
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設立 | 1956年3月 |
代表者 | 代表取締役 山田孝 |
所在地 | 〒601-8136 京都府京都市南区上鳥羽岩ノ本町304 |
電話番号 | 075-691-7788 |