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東洋製鉄株式会社

地域 乙訓郡, 山城
業種 26:生産用機械器具製造業
50音 タ行

の仕事

昭和32年の会社創立以来、幾多の試練を乗り越えて今日に至ることが出来ました。その間、カウンターウエイトー筋に打ち込み、あらゆる分野にわたって「ウエイトの東洋」として精進してまいりました。バーベル・鉄アレイから超大型サルベージ船用まで用途にあわせて100種類以上のバランスウエイトを製作しております。京都工場では製缶製の建設機械・産業車輌用カウンターウエイト製造、福知山工場では鋳鉄製カウンターウエイトの最終仕上・塗装を行っております。

自慢の逸品

建設機械のパワーショベルは現在、安全性も求められている中で、後方小旋回、超小旋回のタイプが各メーカー共主流になりつつあります。その中で、自社のカウンターウエイトの現在の役割は、本機に対し少ないスペースで本来のウエイトの役目をし、場所によればエンジンカバー的な場合も形状的に対応しています。また本機のデザインのラインを、ウエイトにも生かすことができ、デザイン的にも優れた製品を自社の独自技術で生産可能としています。

技術者の思い

建設機械の錘といえば、重量物の塊のようなイメージを持たれるかもしれませんが、国内建機メーカーから求められるMADE IN JAPANの品質を達成するため、設計図面通りの製造を日々行っています。溶接などはロボットの導入も進んでいますが、ミリ単位でも誤差を出さないよう、手作業での溶接や研磨の作業は欠かせません。製造部門の正確な作業の後、検査部門にて出荷前検査を実施して、全世界で使われる建設機械の部品として間違いない製品を送り出すよう心掛けています。
  1. プレス

    切断した鉄板について、丸みを出すために、液圧プレスで成型します。
  2. 溶接・組立

    鉄板を溶接により組立し、外側の箱を作ります(製缶)
    ※写真は溶接ロボット
  3. 充填

    中にセメント・砂・水・鉄くずなどを充填して錘とします。投入順や材料比率は機種ごとにプログラムで管理制御されます。
  4. 塗装

    下塗り・本塗装により得意先指定の建機カラーに仕上げていきます。
  5. 検査

    出荷前には検査をして、寸法や外観に問題がないか確認します。
    ※写真は三次元測定器

どんなところに使われているの?

ショベルカー・クレーン車・フォークリフトの後部に取り付けられ、錘として車両を支える機能を果たします。
  • 管理営業部門

    営業車両です。納入するお客様の工場や、仕入先と連携を密に取るため管理部門は打ち合わせに出向きます。

  • 鋳造部門

    愛知県・島根県の工場では鋳造ラインを有し、鋳物製品も製造しています。
    ※写真は溶解工程

  • 仕上部門

    福知山工場の仕上作業ブースです。中国の鋳物品を日本で合格するレベルの品質に修正していきます。

  • 福知山工場

    本社は大阪市ですが、京都では福知山市にも工場があります。他にも愛知、兵庫、島根に工場があります。

会社概要

事業内容 ・各種鋳造品製造販売 ・製鉄原材料の販売 ・製缶工事一式 等
設立 1957年4月26日
代表者 代表取締役社長 音頭 宏紀
所在地 〒618-0081 乙訓郡大山崎町字下植野小字五条本28番地(京都工場)
電話番号 075-956-2305(本社人事担当:06-6328-7631)